2015年01月09日
133:やっとここまで
どうも、モッズおじさんです。
漆グリップは松炭を合わせた浄法寺産漆でコクソ・からの仕掛けを済ませました ロイクーが、渋いっすね
今日も雪っすね。。。っつー事で今日も平日通り15:00からショールームやってます。
ようやくリカバリーの漆グリップ、仕掛けまで終わりました。
せっかく真円に限りなく近い雛形にしたのに、チョイ凸凹な表面にしたのがミソ。
ツルッツルだと実釣の時滑るっつーのが理由のひとつなんっすけど
当然その気になればツルッツルに完成させられるんっすけど、徳川幕府が300年続いた縁担ぎで凸凹を少し残します
日光東照宮・陽明門の逆柱と一緒で、完成させた時点から崩壊が始まるから一か所未完成の部分を残すっつー
伝承を逆手に取った魔除け、言ってみりゃ縁起担ぎっすね。
もうひとつの狙いもあるんっすけど、それは色が塗り終わってからの話っすね。
っつー事でブランクが黒に近いこげ茶、なんで明るい山吹色を顔料に選びます。
浄法寺産の漆と山吹色の顔料を合わせます 色漆は時間短縮が出来ないんっすよ
横浜時代は朱合漆っつー油を混ぜた漆を使ってたんっすけど
岩手に来て当然の事ながら浄法寺産生漆と合わせます。
固着させると漆の琥珀色が勝っちゃうんっすけど、
琥珀色自体は時間が経過すると徐々に褪色します。
山吹色に塗り上げられた漆グリップ 漆室に入れて24時間固着させます もちろんこんな単色では、終わらねえっすよ
その褪色も含めて楽しんで頂くロッド、っつー洒落た奴っすね。
っつー事で一気に塗り上げて印象はガラッと変わりましたね。
今後渓流用ロッドは全部このグリップになりますが、各モデルに合わせて色を変えていきますわ。
グリップの色を見ればモデル名が分かるっつー。。。
こういうの、他にないでしょ?
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