2014年12月30日
119:ココは精密に行きたいよね
どうも、モッズおじさんです。
旋盤専用の治具を作って、規定の外径に削り込みます こうすれば前回みたいな楕円のリールパイプにはならないんっすよ
今日は火曜日だけど晦日、っつー事で午後3時からショールームやってます。
大晦日は午前10時~午後3時までなんでシクヨロです。
でも今日は10時から工房で作業してたんっすよ。
例の漆グリップ、リールパイプ部分の追い込み作業っすね。
工房内規定外径より太めに漆を施して削る、となると浄法寺産漆だともったいないっすね
ココまでは臍を噛む思いで中国産漆を使用して、これでもかって混ぜ物をした糊漆を作って
おおまかに工房内規定外径にチョイでかくなるよう固めたんっすよ。
で、今日は朝から精密旋盤使って工房内規定外径に削って調整を入れるんっすわ。
最初は凸凹でリールなんかとてもじゃないけどセットできない状態っすけど
削って削って。。。リアルに1/100mm 単位で追い込んでいきます
精密旋盤で0.01mm単位で追い込んでいきますわ。
実際にはココからさらに浄法寺産漆の仕掛け漆を施すんで、その分量もある程度計算に入れて
デジタルノギスで何度も測り直して工房内規定外径に整えていくんっすよ。
と。。。ココまでこうやって書くとものっスゴい事やってるように聞こえるけど
毛羽立ってるのは今回新たに施した麻布の表面 コレも今後の作業で、消えます
実は1本が決まると後が楽っつー。。。バイトの位置だけを合わせればイイだけだからね?
っつー事で仕上がったのがこんな感じ。
既定の範疇で削り上がりました。
毛羽立ってるのは、布着せした麻布の表面です。
牛、みたいな模様も実は0.何ミリの段差 これからこの段差を追い込んでいきますわ
それを計5本施して、一旦休憩ですわ。。。意外と凸凹してるっつー。。。
もちろんそれも想定の範囲内、この辺も含めて浄法寺漆で作る仕掛け漆で整えていくんっすわ。
で、今はその仕掛け漆も施して固着させてる真っ最中。。。
もうチョイで、固着が完了します。
年末なのに、竿作り。。。
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