2014年12月25日
112:柿渋は庶民の漆器っつー。。。
どうも、モッズおじさんです。
誰も悪気がないのは分かってるんだけど、視線が散っちゃうんだよどうしても
このクリスマスだぁ年末だぁでモッズおじさんが一番気になっている件は
いーわブログホーム動画で表示されてるテッカテカの青い衣装で頑張ってるかわいい女の子や
一生懸命踊ってるチャイチー女の子
を全部食っちゃってる気持ちワリイおじさんの満面の笑顔問題。。。
自動でやってるんだけど、ココをフラグにしちゃうYou Tube のセンス。。。恐るべし
視線が全部そっち行っちゃて散っちゃうっつー。。。このおじさん、普段はマジメなんだろうな
っつーんじゃなくて、J-BAMBOO プロジェクトっすね。
なんの事かって?真竹の6角バンブーっすよ。。。Japan のBamboo っつー。。。ルー大柴かよ。
藪からスティックにこういう事言っても誰にも伝わらねえっつー。。。ルー大柴かよ。
バンブーロッドはこの繊維と、含有しているケイ素が焼入れでエナメル化するのが反発力に繋がるんっすよ
そもそものコンセプトはバンブーロッドって、欲しいなぁ持ってみたいなぁ。。。でウチを覗く
けどただでさえ高いぞぉ敷居が高いぞぉっつってる上に今年の米概算金下落問題でお金がないよぉ。。。っつー
そこをどうにかできないモンかね、で始まってるんっすよ。
高い、たっかいでおなじみの前沢牛を手軽な価格で。。。でコロッケ作る、ってのと似たような発想っすね。
左が真竹 まず繊維の密度が違う、ケイ素含有量も少なくてトンキンケーン(右)よりしなやかに仕上がるんだよね
ただね、問題は真竹っていうマテリアルなんっすよ。。。
竿屋として色々小難しい事言うと竹繊維の密度はトンキンケーンより真竹のほうが表皮寄りに偏ってスッカスカで
。。。名古屋の加藤毛鉤店さんのサイトでサックリ的確に書いてありますね。
トンキンケーンよりモッサリ、ペナンペナンになるんっすわ。
ソリッドグラスロッドも独立した価値と低価格を目指した奴で、バンブーでも出来ねえかなぁ。。。なんっすわ
で、LEON さんによると実績からFD Taper Design っつーソフトでコンバートは可能、ってなってるんっすけど
真竹の特質から考えると若干の不安が残るし、ある意味面白味がなくなっちゃうような。。。
欲を言えばお金がなくて仕方がなく買うような、上州屋辺りにありがちな竿じゃなくて
それ自体がロッドとして独立した価値があって、しかも安いなんっすよ。
実はこれ、柿渋下地に梨地漆で仕上げたウェットロッドなんっすよ 柿渋効果で予想以上に張りが出ちったっつー。。。
そこでふと見たのが。。。以前試作で作って一部の人から驚嘆の声が上がったっつー伝説(?)の
柿渋下地のバンブーロッドがそこに置いてある。。。
渋柿の渋を集めて寝かせた柿渋っつー水溶性塗料を漆でコーティングしたっつー当工房オリジナル製法なんっすけど
トンキンケーンで仕上げると意外と張りが出ちゃって。
ブランクは仙台時代のOmote Rod に依頼。。。仕上がりのひどさは特筆モノで、やっぱ自社製作だ、と決定した1本っす
っつー事で今回のGarrison 193 テーパーではパスした製法なんっすけど
真竹だったら柿渋の張りが面白い効果を生んでくれるんじゃねえの???
オマケに1920~40年代のニス塗りに似た色合いが出て来て、イイ感じに仕上がるんっすわ。
なんか。。。方向性が見えてきたような。。。
黄色見がかる梨地漆を浄法寺産漆に替えればもっと1920年代のニス塗りに近いフィニッシュになるはず 激渋っすね
チョイUS寄りなんだけどブリティッシュアクションの、例えばC.C. de France を7ft#4に詰めたような
そんなブランクにクラシカルな色味とクラシカルシガーの漆グリップ。。。
コレは。。。ネオ・クラシックな佇まいにしたらとても高くて買えない人用の竿には、見えないでしょ。
柿渋の元はウチに生えてるからコストはグッと抑えられますね。
とにかくブランクのテーパーを決定するのが先決っすね。
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