2023年03月31日

A1335:鈴鳴りハンパない Tokai



どうも、モッズおじさんです。


ムジナとは…人を化かす妖怪としても知られている 人間社会のごく近い所で生息する野生生物で 土地によってはタヌキ
土地によってはアナグマ ハクビシンを指すのですが 明確な定義はあいまい… まさに人を化かすような話でして.






2022年9/1より ショールームは終了 個別対応とさせて頂きました。

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下世話な暴露話で秘密厳守という世間の常識からズレる事で『受けた』と勘違いした男が政治の世界に出ちゃったんですよぉ
でも元々が勘違いだから 結局泣き見てやがんの. 元々ひと笑い取ったワケじゃなかったからね?






なるほど笑いは「常識とのズレ」で生じてくる現象である事は否定のしようがない

けど 実は常識とズレる距離は非常に狭い範囲である って事を知る人は 少ないねぇ。。。

さもなければ歴史的大事件… 3億円事件も一連のオウム事件も和歌山カレー殺人事件も

昨今ぶり返してる一連の旧統一教会問題とかも ココまで常識から外れてるから『笑い』かっつったら



世界の安定と秩序 って常識からズレて自国こそ最優先 っつー意地汚い18世紀の発想を口にしたら『受けた』と勘違いして
ポルノ女優に口止め っつー相当みっともない嫌疑を掛けられて慌ててるおじいちゃん… ひと笑い取ったワケじゃなかったからね?






絶対笑えねえ

その辺の間合いを図って絶妙なポイントを打ち抜いて笑いを産むのがお笑い芸人の仕事であって

常識がない事を自覚してるからお笑いの世界に入った芸人が一番求められるのは『常識』なんだよね。

さもなきゃ 常識をずらす事が出来ないし



注目されて会見でうすら笑い だけど… ひと笑い取ったワケじゃないからね? どいつもこいつも ただ常識からズレただけ.
こういうのを「同じ穴のムジナ」っつーんです…






常識をわきまえず暴れ回るだけなら ただの町の無法者だからね?

もっともその常識 ってのも実に曖昧でフワッフワで… 住んでる地域や所属してる会社が変わればコロリと変わる

それどころか時代が変わればその尺度も随分と変わってくる。。。

今の時代素っ裸で渋谷の街を駆け抜けたらすぐ御用 って誰でも知ってるからやらないけど



上島さんも出川さんも 常識からどれくらいズレたら笑いになって どれくらいズレたらアウトなのか を日々探る毎日だった
らしいっすけど その苦悩もさらけ出して笑いに昇華していたのが 偉大な所.






上島竜兵さんなんか生前は ほぼ素っ裸で街を歩く事はざらで そこから笑いが生まれたけど

それ以前の70年代はストリーキングっつって 素人の若いあんちゃん姉ちゃんが素っ裸で駆け抜ける

っつーパフォーマンスがあって そこでは笑いは1mmも生まれなかった。。。

春日は実行犯だけど 一番悪質なのはメインMCの立場から圧を掛けた加藤浩次なワケでして



そうそう 昔の安ギターって配線がチョイチョイ60年代ビザールの名残があったっけ… この安物パーツの場合シールド用の
金属板の代わりにセレクタースイッチをアースにしてて かなり無茶をしておりました.






と MCにかまけてお笑いの本分を忘れちゃったみたいですが皆様いかがお過ごしですか?

80年代前半のGreco を期待して落札したストラトモデルが 実はTokai TST-50 っつー

こちらの期待を超えてきた2トーンサンバーストに @_Tuning ピックアップアッセンブリを移植する

のですが。。。 シールドプレートまで欠品なので 取寄せようか



コレはフルオリUスタンプピックアップ搭載のTokai Springy Sound 上位機種のアッセンブリーで 根気良く粘れば
アッセンブリーも割と手に入るものではありますが… そこまで執着する事もないような気もするユニットでして…






とも思ったんですが。。。 Tokai ではこの時期シールドプレートは脱着可能な真鍮製だった

ってのを考えると… 現代のシール状アルミシールドはチョイと抵抗がある

っつー事で 自作します。。。 まずはキャビティにコピー用紙とかの適当な薄さと張りのある紙を当てて

ヘリをなぞって型を取ります。



家に丁度良いアルミ板があったんで自作します… 適当な紙をキャビティに当てて キャビティのヘリをなでるように型取りして
コレで型取り完了. なんというアナログ なんというおじいちゃんの知恵的手法 ですが一番確実です.






で 型を取った紙をアルミ板に貼り付けて カットします。

切り取ったアルミ板をピックガードに当てて PUセレクターとポットの穴をケガいて

ドリルとカッターで開けたら サンドペーパーで両面を削って均すと同時に 通電性を確保します。

市販のアルミ板は表面にコーティングが施されてますからね。



型紙をアルミ板に張り付けたら けがいた線の内側をなぞってカッターやハサミでカットして ピックガードに仮乗せして
穴をケガいてカッターとドリルで穴を開けて サンドペーパーで均します. 穴は若干大きめに開けるのが正解.






で Tokai とJUNO のピックアップアッセンブリを取り出す作業に移ります。

ストラト系の場合 シールドジャック2箇所とスプリングホルダーのアース配線1箇所の

計3か所のハンダを溶かして配線を外して 取り出します。

あとは粛々と JUNO に装着していた @_Tuning のピックアップアッセンブリをTokai に取付けて



黒のJUNO から取り出した@_Tuningで組んだアッセンブリーを移植します. Fender TEX-MEX と同等の出力で日本製
さらに希少な AEROVOX TYPE PS2 AEROLITE 0.1μF 200V っつーキャパシターは 強烈だからね.






なにせゴッソリ抜かれてるんで VOL/TONE のツマミも欠品 っつー事でとりあえず

JUNO のVOL/TONE ツマミをしばらく拝借して。。。 移植 完了です。

で 弦はROTO SOUND British Steel を張って 例によって弦高がハチャメチャなんで

12F 6弦2.25mm 1弦2.0mm 7.25”R で調整して オクターブチューニングも施して



移植はすこぶる簡単だけど その後が… 7.25”Rで弦高調整 からのピックアップ高さ調整 そしてオクターブチューニング
と パンクとイカ天でハチャメチャにされてた名器を 復活させました.






ええなにせ第2次パンクブームと『イカ天』バンドブームの被害をマトモに受けた個体

痛々しい限りでしたが 本来の50年代Vintage Fender に肉薄するTokai のサウンドが復活

。。。 いや Tokai のサウンドはよく知らないんですが ひょっとしたら凌駕してるかも

普通なら ココまで手を入れた暴力的な倍音のジャパンビンテージをメインに据えそうなモンですが



ビンテージスタイルのブリッジは トレモロブロックが鉄ではなく合金製. 理論上はサスティーンが犠牲になる素材ですが
現実は… 遜色ない ってのは重量のあるボディが補ってるから みたいっすよ.






本来スタンプがあるべき所に何もない フォーマットが整ってない所から多分83年製と思われる

このTokai TST-50 は3.8kg… 70年代後半から80年代しばらくの間は重量級が多いんっすよ。

木材が枯渇したから と当時は言われてましたが ロングサスティーンを求める風潮から

敢えて重たいボディを採用してサスティーンを稼いでた って事で



最低グレード って事でフィニッシュはTST-80以上の上位機種のラッカーではなくポリ. 理論上はトレブリーな音質
俗にいう「キンキン音」になるんだけど実際は… そうでもない. キャパシターのお陰でかなりビンテージライクな音質です.






メインを張れる機種なだけに僅差ではあるんですが SM MARINA 白と黒に続く

Epiphone SG と双璧を成す3番手 って立ち位置で。。。このTokai 重いからね?

とにかくクランチでの鈴鳴り感はJUNO 搭載時以上で 痺れます

さすが 24件の入札を勝ち抜いて手に入れた個体なだけは ありますね。



JUNOではそこまで… だった『鈴鳴り』は強烈に主張してまして アンプで軽く歪ませたり Blues Breaker(エフェクター)で
歪ませただけで強烈に唸る個体になりまして. やはりストラトはこうでないと.





ただねぇ。。。 VOL/TONE ノブは JUNO からの借り物で それなりの代物を取り付けたいし

ジャックポットが腐ってて ナットがすぐ緩んじゃう。。。 コレ ノイズの原因なんだよねぇ。

そう言えば付いていたクズポットは固着しまくりで 白い錆が湧いてたし。

っつー事で ノブとジャックポットを取り寄せねば なんですが



落札で金使い過ぎて しばらく買えないの。。。


 
  


Posted by モッズおじさん  at 16:57Comments(0)魂の栄養 ギターの話