2021年12月05日
A1281: ギター弾きは Martin 目指すモンだけど
どうも、モッズおじさんです。
いやね? 半世紀生きてしまったけど音痴って漫画の世界位の代物と思ってたんっすよ 皆さんそこそこ上手くなってるし.
だけどこないだ まさかのコナンくん越えのカラオケ大会が某町内会館から聞こえてきまして…
11/1から コロナ再拡大予防対策 でショールームは
フリーのお客様は13:00~18:00 で入店を受付けて
事前予約のお客様は10:00~19:00の間で受け付けて
月曜日と火曜日は引き続き 休日
とさせて頂きます。
もちろんマスクと手消毒も 相変わらず継続してお願いいたします。
尚 マスクと手消毒を拒否される方は入店を拒否させて頂きます。
俺の MORRIS 小五郎ギター は近年物のMartin を捲る高音質高出力で ジャキジャキした感じがとっても心地良い.
新宿西口フォークゲリラ世代の皆さんも 当時このギターの音色を聴いたらぶっ飛んだに違いない.
いやマジで… 地元の仲間と集まってオケ っつってる場合じゃないよ?それって町内会館に
集まってコナンくんよりドイヒーな音痴晒してるじいちゃんばあちゃん達と同じじゃん。。。
もう老化現象始まっちゃったの?早くね??早過ぎね???
ボケは指先から っつーからせいぜい指先に刺激を常に与えて動きを良くせねば
そうなんだよね ゆとり教育で道徳と政治経済を削って さらに本当の『心のゆとり』を与える芸術を削った教育を受けてきた
第1世代が大人になって… 変な犯罪が増えているのは そういう背景があるんじゃあないか と
って考えるとギターってのは実に良い。。。 って俺らより上の世代の『歌声喫茶』的な
フォークギターの伴奏で さぁみんなで歌いましょう~ ってのも気持ちワリイけどね?
別に誰に聞かせるでも晒すでも無くてイイんっすよ 要は己の『魂に栄養を与える』目的で充分。
昨今の時流を見てると とてもじゃないけどオケだけじゃ栄養補給になってないは明白な事実でして
まぁまぁ the BEATLES は学校で教わる案件じゃないけど… MOZZ の12弦ギターは接着剤が到着するまで安置してます.
昭和の御代だと理想的な接着剤も生まれてなかったし 必要なクランプも早々売ってなかったし… モノだけは豊かになった.
電車で急に人刺しちゃったりね? で。。。人差し指と中指立ててブイ!って吸い慣れない感
丸出しでタバコ吸っちゃう 的な。。。 魂に栄養は必要ですが 皆様いかがお過ごしですか?
さあ ‘Hotel Carifornia’ 弾くぞぉ… っつっても MOZZ 12弦ギターは接着剤待ち
で。。。 常連の皆様は「あーあ やっぱこのフェーズ入っちゃった」と思うでしょうが
何とも愛くるしい MORRIS 小五郎ギター より一回りちいちゃい 000(トリプルオー)スタイルの かつてはフォークと分類された
YASUMA の NEW ANCE 1200 です. フィンガーボードはローズウッド あとは全部マホガニーで 出来てます.
性懲りもなく 今度は000(トリプルオー)モデルを買っちゃいましたとさ やっぱ1.000円で。
コレね MOZZ 同様 知る人ぞ知る奴でまさにレア中のレアアイテム
Yasuma です それもMahogany Guitar… 日本式に言えば『オールマホガニー』 合板だけど
ネックもマホ ボディトップもマホ ボディサイドもバックもマホ っつー
Yasuma っつっても日本では知らない人が多い… 俺も知らなかったけど Cat’s Eye の最上位機種で認められ C.F. Martin が
当時のアジア圏で唯一生産を依頼した それも最上位機種を依頼した USでは別格の日本のギターメーカーなんです.
合板でも高価な高級家具に使われる木材で作られてるトンデモギターなんっすよ。
でもどうせMartin 000 のコピーキャットでしょ?と思った方… (してやったり の薄ら笑い)
俺も知らないメーカーだったんだけど ヤスマ楽器って 東海楽器のCat’s Eye の最上位機種から
東海楽器に製作指導していた C.F. Martin の最上位機種を請け負っていたアジア圏唯一の工房だった
おそらく60年代~70年代のラベルらしいっすけど 今まで知らなかっただけに 良く分かりません が… 1200ってのは
日本のメーカーの慣習から 当時の価格で12万円で売られてたギターだったのではないか と. 高級品です.
残念ながら1982年に廃業してしまったんですが 黒澤楽器が代理店になる以前の
C.F. Martin 黄金期のD-45 や 000-45 はYasumaが作ってた 事実Yasumaの出荷総数のうち
8割は海外で主にUS 日本国内には2割しか出回らなかったっつー US本国では絶大な支持を得ている
もうね 普通に Martin 000 です (してやったり の高笑い)。
Gibson のマホ遣いは有名ですが Martin をはじめとしたトップブランドもオールマホガニーのギターを作り続けてます
が 少なくとも俺が弾いた事あるオールマホの中で Yasuma が一番弾きやすくて音が良い.
マホガニーは 分かりやすい所で言えば 今再ブレイク甚だしい Queen のブライアン・メイのギターが
マホガニーの暖炉を解体して自作したギターが有名で 特に中音域を豊かに再現する定番素材で
Les Paul スタンダードのバックボディや LPカスタムやSGのボディに採用されてますね。
中音域って最も人間の肉声に近い音域 とも言われてるんっすけど
高音と低音をブーストしたドンシャリ音質は 50’s US で クルマが普及して若者がラジオで音楽聴く時バランス良く聴けるように
でレコード会社が録音時に行ったセッティングだけど 90年代AVEXが極端にセットし始めて とうとうノイズになっちった と.
ブランド名は敢えて伏すけど どうも今時のアコギの音は好きじゃないんだよなぁ。。。
80年代末期から90年代に大流行りした『ドンシャリ』な 高温と低音をブーストしたアコギの音質は
人間の肉声の音域をスポイルしてるだけに サウンドではなくただのノイズにしか聞こえないんっすよ昔から。
っつー事で 本来はメイプルかローズウッドのサイドバックが好きな俺も マホが1本欲しかった
安いだけに勿論MINTとは程遠い… 僅かに順反りしたネックに加工が加えられたエンドピンホール周り 角にはたいてい傷が付き
ストラップが擦れた跡に 低フレット裏のネック塗装が擦れて剥げ落ち始めて ナチュラルレリックの貫禄が.
サイドとバックだけで良かったんだけど 全部マホガニーの奴が手に入っちった。
で 今回入手したYasuma 日本国内流通用のオリジナルブランド NEW ANCE 1200 を見ると
。。。 カバーが取り外されたペグ 脱着歴のあるネック それにボディトップの膨れ ブリッジ脱着跡
ストラップピン増設 余裕のなくなってるトラスロッド とどめはトラスロッドカバーの欠品 と
他のNEW ANCE 1200 を見ると カバーが付いたペグだけど コレはギアが剥き出し. ひょっとしたら Martin 000を意識して
前オーナーが交換したか ファクトリーオーダーでこうなったか… 時間の経過で埋もれた真実.
前オーナーがガシガシ弾き倒して来た証ではあるがコレクター価値はゼロに等しい。。。
っつっても こういう弾き倒された個体って 鳴るんだよねぇ。。。
ヤフオクで 35人が検討してたんだけど ちょっとした奇跡が起こりまして
まさかの 幻の名器が同時期にあと3本 うち2本は完璧な状態で出品されたっつー
ブリッジプレートも剥がれた経歴があり トップが膨らんでます. 膨らみは修理しなくても大丈夫 っつーベテランリペアマンの
経験値に従った修復方法で 演奏上は何問題もありません. 剥がれて届くと思ってたん箇所ですけどね?
そりゃあいくら幻でも4本も並んだら 新品に近いモノをみんな欲しがるよね?
俺は遠慮なく弾き倒したいから で小傷だらけでネックの塗装が演奏で擦れて剥げ始めてる
弾き倒された個体に迷わずBET… 出品者が東北ってのも送料面で有利に働いて。。。 で競合なし。
ね?常識とか人の言う事って 囚われないほうがイイでしょ?
ネックは1回ボディから取り外した痕跡がしっかりと残ってます. 接着剤の技術は日々飛躍的に進歩してるだけに70年代の
接着剤では少々熱い演奏をすると耐え切れない強度だったりするんです… しっかりと正確に 修復されてます.
で 実はブリッジプレートが剥がれてると思って準備してて たまたまMOZZ12弦が剥がれてて
準備を早めたんだけど 届いたYasuma は既に修復が終わってた っつー。。。
実際オクターブ調整も必要なくて 弦高も 6弦12Fで2.8mm程度 と まぁまぁ及第点 で
弦も新品の エリクサー が張られてて リアルにすぐ弾ける状態 って事で 結構なめっけモン。
サービスでテンション緩めて装着されていた弦は 高分子コーティングで寿命が長い を売りにしているエリクサーが付属.
だけど エリクサーは今時の音で どうもエレクトリックっぽいニュアンスが俺好みではない でその日のうちに交換.
あとは弾きながら不具合や気に入らない箇所を見つけたらその都度いじればいいか
って事で 早速 弦の音質が気に入らないんで ROTO SOUND JK に交換。。。 と。
そしたらまぁボディから低音が響く響く… さすが黄金期Martin を支えた名古屋の名匠
ネック握った瞬間に「これ Martin だよね?」って オールドMartin 弾いた事ある人ならすぐ分かる
そうなんです 演歌と違う日本の魂を歌うジャンルを確立した中島みゆきさんは ちいちぇえ女性なのにドレッドノート
ってのが かわいい と 男勝り が同居してる と言われた70年代でしたが… あんな時代もあったね と.
0(オー)シリーズはかつて日本ではフォークギターと呼ばれてた奴で 小ぶりでステージ映えしない
で手の小さい女性向き と長い間決めつけられてたけど クラプトンが
UNPLUGGED で000-42を披露してから 昭和の偏見はすっ飛んじゃって
って。。。 確かに抱えやすくて弾きやすい ステキな感じしかないモデルなんっすね。
いずれ弦高を下げるんでTUSQを取り寄せるかもしれませんが 必要なメンテ調整を受けてるだけに 届いてすぐ弾けちった.
いやぁ… 誰もがMartin 目指すんだけど まさかのMartin 越え… コレでギター購入は終了 Coda. か?
とはいえ… 驚かされるのが 天才化した MORRIS 小五郎ギター が全く負けてない
なんだったら重量がある分サスティーンとボディシェイプから来る鳴りの良さは目を見張るものがある。
って事で… とうとう Martin 飛び越えてYasuma が手に入ったんだから
アコギの購入は the end… いや Coda. だね?
。。。。。。。。。いや この男 なんかめっけたら買っちまうな。