2021年11月28日

A1278:昨日UPしたと思ってUPし忘れてた話



どうも、モッズおじさんです。


実際の所 リペア工房によっては安定するまで1か月お預かりする ってほど弾き手に合わせるには精密な作業が求められる
サドル調整作業ですが 現在もう0.5mm弦高下げようか 真剣に検討中…






11/1から コロナ再拡大予防対策 でショールームは

フリーのお客様は13:00~18:00 で入店を受付けて
事前予約のお客様は10:00~19:00の間で受け付けて
月曜日と火曜日は引き続き 休日


とさせて頂きます。

もちろんマスクと手消毒も 相変わらず継続してお願いいたします。
尚 マスクと手消毒を拒否される方は入店を拒否させて頂きます。



Mr. BIG は日本通で知られてますが なにせ使ってる楽器が日本製… 星野楽器という国産ギター界のパイオニアのブランド銘
Ibanese でして. 星野楽器はオフコースの鈴木康博さんにギター提供してたんっすよね.





いつの頃からかなぁ… 俺が公庫大学生の頃は間違いなくプラグレスギターは

『フォークギター』と呼んで当たり前 だったのがアコースティックギターで定着したのは。。。

多分ギットギトでギランギランなヘヴィ・メタルバンドの Mr. BIG が

急にアコースティックな ‘To Be With You’ をリリースした1991年 か



この番組とアルバムのお陰で高価なMartin 000-45が注目されて 高すぎて買えない っつって結構高額な000-28が飛ぶように
売れて売れて… ユーロビートとパラパラ全盛のこの時代に 皆さんアコースティックに飢えてたんだ ねぇ…





エリック・クラプトンがMTVの ‘UNPLUGGED’ に出演してアルバムをリリースした

1992年 辺りかなぁ。。。 当時はPCでのネットが普及して音楽界でも『打ち込み』っつって

デジタル化が進んでいただけに 反動 だったような気もするけど コレは自然の摂理なのかも

と コロナ第6波に警戒する我々に 実は今 アコースティックが必要なんじゃないか と



他にピックも取り寄せまして. ギターに元々付いていたエンドピンは本体が廉価版なだけに安価なプラスティック製に加えて
経年劣化でボロボロで 使えない事も無いけど音質にも影響を与える ならばいっその事高級化しましょ.






思わずにはいられない昨今ですが 皆様いかがお過ごしですか?

Unplugged アンプラグド はMTVの登録商標だって忘れてましたがそれはさておき

ようやくアコギ用のエンドピンが届きまして。

TUSQでサドルとナットをまとめただけに エンドピンも



昔から『バランスの良い音を出してくれる』と定評の牛骨ピンを採用しました. 新しい素材を取り入れるのはイイんですが
昔から受け継がれているものも上手く組み合わせると もっと楽しい事になるか と.






と思いきや 牛骨ナットです。。。 コレも個人的に 狙って選びました。

っつー事で 早速取り付けて 新品ギター弦を張ります。

弦は EARNY BALLでも MARTIN でも D’ADALLIO でも もちろんELIXIR でもありません。

最近神田商会さんが取り寄せを行ってる ROTOSOUND JUMBO KING です。



UKではおなじみの 安価だけど高水準のギター弦で UKらしいヲタレベルの製品追及の末に60年代MOD に支持された
この弦がとうとう日本でも販売されたと聞いて ギター買った ってのも再開した理由のひとつなんっすよね.






コレね Made in UK で The Who のジョン・エントウィッスルや ジミ・ヘンドリックスが

愛用していた弦のメーカーで… モッズおじさんの俺が モッズの音源ストリングスを

選ばねえワケねえだろ って事で 待ちに待つこと30年 ようやく日本で入手できました。

ボールエンドが赤・白・青のユニオンジャック・カラーってのも嬉しいし。



包エンドボールは1・4弦が赤 2・5弦が白 3・6弦が青 と見事にユニオンジャック・カラーで纏めてるトンチが効いた仕様
フランスのトリコロールも赤・白・青 なんだけどね?






今回は3セット とりあえず取寄せまして… 最初の1セットは潰す覚悟で張るんです。

いや腕が鈍ってゲン切っちゃうんじゃねえか とかそういう心配じゃなくて

サドルとナットの調整は 6本の弦をキッチリ張ってからもう1度確認するからで

弦のテンションでネックが微妙に反った際 弦高が若干高くなるのが通常だからね?



嘘かホントか知りませんが ギターやバイオリンの弦が引っ張る張力って1tを超えるとか超えないとか… そりゃあアンタ
カエデやマホガニーって固い木を曲げちゃう力で引っ張ってるからね? 再計測と微調整は 必須です.






っつー事で6本全部張って チューニングを合わせたら ギターを演奏状態で抱えて計測

。。。 6弦12F で3.0mm… ギター弦のテンションって 皆さんの想像を遥かに超えて強烈です。

っつー事で弦を6本全部緩めてサドルを取り出して 更に0.5mm削る。。。で再装着からの再計測

6弦12F で 2.5mm 1弦12Fは 2.0mm … コレでようやくサドル作業は完了です



ナットの溝はあらかじめ切られてる奴を買ってますが クルマの部品やABUのパーツみたいにポン付けってワケにはいかない
実際に弦を張ってチューニング合わせて そこから不具合を見つけて微調整を加える必要があるんです.






で 前回は装着だけで終わったナットの溝調整ですが 実際に弦を張ってチューニングを合わせて

音を出さないと分からないことだらけ… って事で 最初に弾いたのは

LED ZEPPELIN ‘Starway to Heaven’ 。。。 俺らの世代ではベタベタな奴ですね?

で このギター。。。 音質は現行のMartin D-28 よりイイかも。。。。。。。



実際には5弦と6弦は1Fで弦高がチョイ高かったんで溝を僅かに掘って調整しまして 1~3弦部分はナットが干渉してビビり音
って事で弦が顔を出すまで摺合せを行いまして ついでにテンションを緩める『技』もぶち込みまして.






で 2弦開放でビビり音が出る 1弦と3弦にも出た 押弦時にはビビり音が出ない

っつー事でナットの表面を削って弦がかまぼこ状に半分くらい顔を出すように調整しまして

さらに精密ヤスリで弦のテンションを緩める『仕掛け』を施しまして。。。

と気楽に書いてますが 初めての素材で探り探り だから半日掛かっちった。



弦を全部緩めてずらしてマスキングして削っては弦を戻してチューニングして弾いてみる でダメなら再び弦を全部緩めて…
を延々繰り返して ようやく微調整が終わりました. お陰様で嘘みたいに弾きやすくなった ばかりでなく






で 試奏で the BEATLES ‘I’m Only Sleeping’ をワンフレーズ引き倒して

。。。最初のEm のダラリラリンからの強めのストロークが響きをチェックするのに最適なんっすよ

うわぁ俺右手の裁きが下手になってる と思いながらもUNPLUGGED版 ‘Layla’ の

ギターソロはそこそこ弾ける で苦笑いだったのは



まぁまぁ000-45ってのは個人的な贔屓目ってのもあるけど 近年物のMartin 000-28 と共演してもまくっちゃう音質で
あのボロッボロな『思い出の搾りカス』が完全に『天才ギター』に化けました.


A1278:昨日UPしたと思ってUPし忘れてた話



ストロークよりギターソロのほうが覚えてんのかよ ってのと 入門機W-20から響く音色が

クラプトンの Martin 000-45 と遜色ない 明らかに高級ギターの音色。。。合板なんだけどね?

何このキラッキラした透明感ハンパない音色。。。

完全に 天才化 大成功です



完全にAE-86的な MORRIS W-20天才化メンテでしたが コレはMorris ルグラン と命名するよりコナンくんに名探偵化されてる
ヘッポコ探偵に因んで「Morris 小五郎」としたほうがふさわしいような気が… 小五郎さんもポテンシャル高いけどね?






っつー事で 俺のMORRIS W-20 の天才化メンテ 完了です。

あとは昔持ってた楽譜を探して 完全に錆ついたギターの演奏を練習し直して

と。。。俄然やる気が漲ってますが 心配事がひとつ。。。

要修理の70年代以前のギターって 安いんだよね



パイプみたいに ギター買いまくる癖付いたらどうしよう。。。


 



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Posted by モッズおじさん  at 15:53 │Comments(0)おじさんのひとりごと

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